多くの人が「お金持ちになりたい!」と憧れを抱いています。
そのなかで、着実に資産を増やしお金持ちになっている人も増えているのです。
どうしたらお金持ちになれるのか?
自分にとっての「お金持ちとは?」とあわせて考えていきましょう。
目次
1、お金持ちってどういう状態?
そもそもお金持ちとは、どういう状態を指しているのでしょうか。
それがわからないと、お金持ちになるといっても、なにを目指せばいいのかわかりません。
一方で、今の日本では確実にお金持ちが増えています。
そこで、お金持ちの実態と、あなたが思い描いているお金持ちのイメージを、照らしあわせていきましょう。
(1)統計からみる、日本のお金持ちの人数は?
街中で見かける高級マンションや外車。ブランドショップで買物を楽しむ人の姿を見かけることがあります。
私たちの周りには、いわゆるお金持ちといわれる人がいることは間違いないようです。
そもそも、お金持ちの人はどのぐらいの割合でいるのでしょうか。
下記の図は、純金融資産保有額をもとに、日本の総世帯を5つの階層に分類して、それぞれの世帯数と資産保有額を推計したものです。
純金融資産保有額とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などで、保有する金融資産の合計額から負債を引いた値です。
超富裕層……純金融資産保有額が5億円以上
富裕層……純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の
準富裕層……純金融資産保有額が5000万円以上1億円未満
アッパーマス層……純金融資産保有額が3000万円以上5000万円未満
マス層……純金融資産保有額が3000万円未満
さて、あなたが考える「お金持ち」とはどの層のことでしょうか?
あなたは、将来、どの層に入りたいですか?

2013年と2015年の世帯数と比較すると、富裕層は20.0%、超富裕層は35.2%増加し、両者を合わせると20.9%増えました。野村総研が同様の方法で推計を行ってきた2000年以降、つねに伸び続けています。

富裕層・超富裕層の世帯数が増えているのは、2013年から2015年にかけての株価上昇により、2013年時点では準富裕層・富裕層の多くが資産を増やして、それぞれ富裕層・超富裕層になったからという点が大きいようです。
日本では資産を増やす人が増えているのです。私たちの周りで「お金持ち」といえる人がどんどん増えているのですね。
(2)あなたが描く、お金持ちのイメージは?
あなたが思い描く「お金持ち」のイメージとは、どんなものでしょうか?
①収入が多い
お金持ちって、好きなものがなんでも買えて、豪華な服や食事やビジネスクラスでの海外旅行、仲間とのパーティが頻繁に行われている。
高層マンションに住んでいて、インテリアや装飾品、身につけるものも高級品ばかり。
移動はタクシーか運転手付きの車。
そんなイメージでしょうか。
これらは、「ほしいものがなんでも買える」状態、すなわち収入が多いということです。
収入が多ければ、使えるお金も多くなりますが、そのぶん支出も増えてしまい、手元に残るお金がどの程度になるのかわかりません。
②貯金が多い
お金持ちといえば、持っている資産が多いという考え方もあります。
上の図で見たとおり、純金融資産保有額でお金持ち度を示しているので、貯金や投資資金が多いということが、お金持ちであることになりますね。
貯金が多いということは、いざという時に困らないお金があるということです。
長い人生には、なにが起こるかわかりません。
事故や病気にあったり、会社のリストラや倒産、親の介護など、なにかとお金が必要になることも。
そういう時でも、まとまった貯金があれば、安心して過ごせます。
貯金がなければ、仕事ができなくなったり、急な出費に対応できなくなってしまいます。
ただし、金融資産が多いということは、いざという時のお金はありますが、日ごろから贅沢にお金を使っているとは限りません。
生活は意外と質素であったり、よけいなものにはまったくお金をかけない人もいるようです。
見た目の華やかさというよりも、人生に対する安心感を得られるというところですね。
③不労所得が多い
お金持ちというと、不労所得というイメージもありますね。
株や不動産をたくさん持っていて、その配当や家賃収入などで十分なお金が入ってくる。
だから、そんなに働かなくても生活には困らない。
そういうイメージもあるかと思います。
不労所得を持つことは、お金に困らずに自由な時間を持てるということです。
自分の時間を、好きなことのために使えます。
家族と過ごしたり、旅行をしたり、本を読んだり、趣味に費やすことができるのです。
不労所得を持つためには、なんらかの投資が必要です。
株でも、不動産でも、事業でも、投資をすることで、リターンが得られます。
そして、そのリターンだけで生活費が賄えるようになれば、働かなくてもお金に困らなくなります。
そうなるまでには、投資の方法を学ぶことが必要です。
2、女性の幸せや生き方とお金はどう関係する?

あなたはどんなお金持ちになりたいですか?
あなたはお金持ちになったらなにをしたいですか?
あなたが叶えたいと思うものはなにかをはっきりさせることが、お金持ちになるための第一歩です。
(1)お金があれば幸せ? すべてを解決してくれるわけではない
お金があれば幸せになれると考えている方も多いと思います。
もちろん、お金があれば、さまざまなことができます。
たとえば、好きな場所に行ったり、欲しいものを買ったり、美味しいものを食べたり、豪華な部屋に住んだり。
しかし、それらが揃うこと=幸せとはいいきれません。
なぜなら、「どんなことに幸福を感じるかは、人によって違う」からです。
人にはそれぞれに価値観があります。
とにかくオシャレが大事だという人もいれば、毎日美味しいものを食べていたいけど、オシャレはほどほどでかまわない。
景色のいい都心の豪華なマンションに住みたいけど、食事はそれほどこだわらない……など、人によってこだわるところが違うのです。
もちろん、お金に関することばかりではなく、友達がたくさんいることが幸せ、好きな音楽活動をしているのが幸せ、休日にゴロゴロしているのが幸せ、家族でまったり過ごすのがいい。
お金で得られることばかりではないのです。
お金がすべてを満たしてくれるわけではありません。
ただし、お金が足りないと、欲しいものややりたいことを実現することができない場合もあります。
お金は万能ではないけれど、ないと困るのも確かです。
お金が十分にあって、そのうえで自分が求めるものがわかっている。
そして、それを手に入れている、あるいは手に入れようとしている途中であれば、人は幸せを感じているのではないでしょうか。
(2)自分にとって大事なものを知っておく
そこで考えることは、「自分にとって大事なものはなに?」ということです。
人によって価値観が異なりますので、自分はどういう価値観を持っているのか、
どんなことに幸せを感じるのかを、しっかりと認識しておくことが必要です。
そうでないと、お金という魔力に引っ張られて、ついついお金ばかりを追いがちになってしまいます。
また、自分の願望を実現するのに十分なお金がないと、
「どうせ私なんて……」とか「私はそういう運命の下に生まれたんだ」
など、ほどよい理由をつけて、自分自身を納得させようとします。
心からそう感じていればいいのですが、もし心の中では「こんなはずじゃない!」と思っているのなら、自分自身に嘘や言い訳をすることになり、フラストレーションが貯まってしまいます。
日本人はとくに、世間の常識や周囲からの期待に応えようとして、人が求める「立派さ」を、あたかも自分の願望であるかのように勘違いしてしまっている人が多く見られます。
そのように幼いころから育てられていたり、そういう環境にいる時間が長いと、いつのまにか自分らしさや本心を閉じ込め、人が求める姿になろうとするものです。
そうすれば幸せになれると考えがちですが、本当の自分を偽っているとしたら、心からの満足感を得ることはできません。
(3)いますぐすべてが叶うわけではないが、願望は次第に叶っていく
すでにお金持ちになるための努力をしているという方もいると思います。
なかには、がんばったけれど、ぜんぜんうまくいかなかったと落胆している人もいるかもしれません。
しかし、そう決めつけるのはどうでしょう。
もしかしたら、まだ時期が早かっただけかもしれません。
「思考は現実化する」と言われるように、頭に描いたことが実現していく傾向があります。
お金持ちになることはそれほど難しいことではありません。
ただ、やり方を知らなかったために、うまく進めることができなかった。
それでショックを受けて、もうやりたくないと思ってしまったのかもしれません。
ここでのポイントは、いますぐすべてが叶うわけではないということ。
特にお金を増やしていくためには、「時間をかける」ことも大事になります。
いますぐお金持ちにはなれないかもしれません。
しかし、願望を思い描き、そのために必要な行動をしていくことで、少しずつ目標に近づいていくことができます。
いますぐは叶わないけれど、正しいやりかたをしていれば、いつかは実現する。
そう考えると、途中でやめてしまうのはもったいないですよね。
3、お金持ちになる仕組みを理解しよう!

お金持ちになるためには、いくつかのコツがあります。
そのコツを知り、それを実現していけば、一歩ずつ進めることで、着実にお金持ちに近づいていくはずです。
まずは、そのコツを理解しましょう。
(1)お金持ちになるために必要なものは?
お金持ちになるためには、
①収入(稼ぐ)、②支出(うまく使う)、③投資(増やす)
そして、それらを効率よく管理していくことが必要です
収入は、毎月入ってくるお金のことです。
給料や売上、投資による利益やその他入ってくるお金のすべてです。
支出は、毎月出ていくお金のことです。
生活に必要なお金、仕事をするために必要なお金、病院に行ったり、友人と食事に行った際に払うお金、また税金や社会保険料なども含めて、支出になります。
投資は、お金を増やすことです。
毎月の収支で貯めてきたお金を、どのように増やすのか。
金融商品などで、元本をもとにお金を増やしていく方法がメインになります。
ただし、それだけでなく、もっと収入を増やすための設備、機材を購入したり、自分のスキルや知識を高めるための研修を受けることも投資になります。
人とのつながりを増やしたり、健康を高めることも投資になります。
どのような投資をするべきかを、その都度考えていかなければなりません。
(2)お金持ちになるための公式
お金持ちになるためには、以下の公式を実現していくことが大事です。
そして、時間をかけて磨きながら、さらにその精度を高めていくことです。

収入は少ないよりは多い方が、お金持ちになる確率やスピードは高まります。
もちろん、収入が少なくても、きちんと貯金を増やしている人もいます。
それはすばらしいことです。
お金を増やすためには、まずは収入から支出を引いた額をどれだけ残せるかが一つの関門です。
そのためには、支出をできる限り抑えて、手もとに残るお金を増やします。
それを投資に回して、さらに増やしていくのです。
これがお金持ちになるための基本の流れです。
なので、お金持ちになるステップとしては、まずはこの流れ(仕組み)を作る。
そして、その精度を高めて、より大きな金額にしていく。
この2つのステップで、あなたもお金持ちになることができるのです。
4、収入を増やすポイント

(1)お金持ちは職業で決まるわけではない
お金持ちになるというと、職業を考える方も少なくないはず。
たとえば、医師や弁護士になる、国家公務員になる、給料の高い企業に就職するなど、給料が高いと言われている職業に就くことで、お金持ちになれると考えてしまうのです。
しかし、職業はたんにもらえる給料や報酬が高いということ。
それは、収入が多いというだけです。
さきほどもお伝えしたとおり、お金持ちになるためには、収入が多いだけでなく、それをどう残し、どう増やしていくかが大切になります。
給料がたくさんもらえるのはお金持ちになるのに有利かもしれませんが、給料の高い職業に就いている人ほど、誘惑も多いものです。
それらの誘惑に気づかず、どんどんお金を使ってしまっていては、手もとにお金が残らず、お金持ちになることはできません。
(2)労働型収入と非労働型収入
給料をもらう仕事をしている場合、給料の対価として差し出しているのは、「時間」です。
会社勤務であれば、会社が指定する場所に行き、あるいは会社が合意する場所で、会社が指定する仕事をこなすことによって対価が支払われます。
労働型収入の場合、労働力の提供が対価かと思われがちですが、労働力の提供には時間が伴います。
つまり、自分の時間を相手に提供することで、給料を貰っているのです。
労働型収入=人が労働することで得られる収入 非労働型収入=労働以外の対価で得られる収入 |
人が仕事に使える時間には限りがあります。
一日に8時間、多く働く場合でも、10時間~12時間程度が限界ではないでしょうか。
それ以上になると、体力も気力も低下し、効率が悪くなります。
そうなると、労働型の収入では、一日にもらえる給料の額に限界があるのです。
もちろん、給料は月払いで、人によって差があります。
能力や経験によっても差がでます。
ただ、今の時点でフルタイムで働いている方は、それ以上労働時間を増やすことは困難です。
労働型だけでは、収入は一定以上に増やすことができないのです。
そこで、収入を増やすためには、違うタイプの収入が必要になります。
(3)非労働型収入でお金の入り口を増やす
労働型の仕事を続けながら、非労働型収入を増やしていくことができます。
非労働型収入には、投資なら株や投資信託などの金融商品のほか、不動産投資、非上場企業への事業投資などがあります。
自分でビジネスを起こし、人に働いてもらうことも非労働型収入になります。
また、本やCD、DVDなどで得られる印税、権利、ネットビジネスなど、さまざまな種類があります。
平日は会社に勤務しているので時間が取れないという方は、非労働型収入を増やしていくことで、収入を増やすことが可能です。
5、支出を抑えるポイント

(1)節約は必要だけど、節約してはいけないものも
お金を貯めようと決意すると、すぐに節約を始める方がいます。
節約として取り組みやすいのが、買い物を減らしたり、光熱費を下げたり、その他出費になっているものを削減していくのです。
月々の支出を減らすために、ランチは外食ではなくお弁当を持参したり、コンビニでお菓子や飲み物を買わない、スーパーで少しでも安いものを買うようにするなど、食費を削ってしまうこともあります。
また、家賃が高いからといって、環境のよくない部屋に引っ越したり、光熱費を減らすために、冷暖房を抑えたり、お風呂の水を減らしたり。
友人から食事に誘われても断ったり、趣味を止めたり、病院に行く回数を減らしたりすることも。
支出のなかでも衣食住にかかるお金や、人付き合いにかかるお金を減らしてしまうのは危険です。
なぜなら、衣食住は人間が生きるための根本的な欲求です。
衣食住が快適に保たれることによって、人は次の欲求を実現することに向かえるのです。
衣食住が制限されたり、脅かされたり、満足できないものになると、人の幸福度は一気に落ち込みます。
心理学的に見ても、マズローの欲求5段階説によると、衣食住の確保は、生理的欲求や安全の欲求になります。

体調が悪いのに病院に行かなかったり、安いものばかりを食べていると、健康に支障が出ます。
これも人間が安全に暮らしたいという根本的な欲求を阻害する行為です。
上記の図では、下の方にある欲求の方が強く、下の段階の欲求を満たさない限り、上の欲求を感じることはできないとされています。
重要度の高い欲求部分を削減すると、他のことでは気分を満たせなくなり、逆にそのことばかりが気になってしまうのです。
(2)大事なこと、効果の高いことにはしっかりお金を使う
お金の使い方として、よく「生き金」「死に金」と言われることがあります。
生き金とは、次につながるような価値をもたらすことに使うお金のこと。
死に金とは、役に立たない、あるいは害になるようなことに使うお金のことです。
すべての支出が節約の対象になるのではなく、「死に金」の部分を減らすことが大切です。
たとえば、価値観や目的が合わない人との交流に使うお金、暴飲暴食、気分を紛らわすためだけの買い物、誘われるがままに付き合いで払っている会費、必要以上の保険料、友人とのだらだらした会話にかかる通信費、ゲーム代……。
数えてみるとかなりのものが該当するはずです。
もちろん、これらのすべてがダメというわけではありません。
自分の気分をリフレッシュしたり、疲れたときに癒しになるようなものも必要です。
昼間は仕事で頭も気も使うので、疲れてしまいます。
回復させるには、なにも考えずに映画を見たり、ゲームをすることも効果があります。
友人と会話を楽しんだり、旅行をすることもリフレッシュできます。
そのようなことまで無駄だからと排除してしまうと、疲れが取れず、昼間の仕事の効率も下がってしまうおそれがあります。
自分にとってなにが癒しになるのか、助けになるのかをきちんと把握して、その分の支出は毎月の予算のなかに入れておきましょう。
6、投資で資産を増やすには

(
(1)金融投資、不動産投資で手もとのお金を増やす
毎月の収支から一部を貯金に回していくうちに、まとまったお金ができてきます。
そのお金をうまく運用することによって、お金がさらに加速して増えていくようになります。
投資には知識や経験も必要ですが、最初は少額から始めて、慣れていくうちにうまく運用できるようになっていきます。
金融商品には、株式や投資信託、FXなどハイリターンが期待できるものと、債券や国債、定期預金のように、値動きが安定していて、大きなリターンはなくても、着実に利息を積み上げていけるタイプのものがあります。
どのように運用するかは、それぞれの考え方やお金を使う目的、タイミングによって異なりますので、ご自身でしっかり計画を立てることが大切です。
金融商品以外では、不動産投資や事業投資などがあります。
最近では中古物件を購入し、自分で手直しをして貸し出す主婦の方もいらっしゃいます。
いきなり高額な物件を狙うのは不安が大きいという方は、中古など購入しやすい価格帯の物件から始めて、経験を積みながら、少しずつ規模を大きくしていくのも一つの方法です。
(2)収入を増やしたり、支出を抑えてくれるものに充てる
貯めたお金に働いてもらう方法と同時に、さらに収入を増やすための投資も大切です。
知識やスキルを磨いて、給料アップを目指したり、もっと給料のよい会社に転職したり、副業として自分でビジネスを始めるなど、いろいろな方法があります。
将来、自分の会社を持ちたいという方であれば、昼間の仕事を続けながら、副業としてビジネスをスタートできれば、お金の心配が少なく、失敗に対する恐怖やリスクを減らすことができます。
ダブルワークとなるので、体力的には負担が増えることになりますが、自分の好きなことでビジネスを始め、人の役に立てるようになると、喜びも大きくなります。
最近はさまざまなツールやサービスがそろい、一人で起業・独立する人をサポートしてくれるので、ダブルワークでも十分にこなしていくことができます。
やりがいがあり、収入も増えるので、「いつか自分も……」と思っているなら、ぜひ前向きに考えていましょう。
同時に、支出を抑えてくれるものに投資することも一つです。
たとえば、郊外の駅からさらに離れた場所に住んでいたけれど、移動時間や交通費を考えると、都心部の駅近な部屋に住んだ方が、結局は得になるだろうと見込める場合、引っ越しや家賃の増額はいっけん贅沢な出費に思いがちですが、総合的に判断すると、都心部にいる方が仕事の依頼が増えたり、人との交流が増え、そこから収入につながることもあります。
セルフイメージも上がり、より自信を持って仕事をすることができます。
パソコンやスマホ、タブレットなど通信機器を買い換えるのも、ひとつの投資になります。
時代の進化とともに、こういった機器の性能はどんどんよくなります。
便利な使い方ができるようになり、私たちの生活をさまざまな面からサポートしてくれます。
(3)人脈を増やす、経験や教養を増やすための投資
忘れてはいけないことは、「人としての魅力を高める」ための投資です。
収入を運んでくれるのは人です。人とのやりとりで、収入が増えていきます。
となると、魅力的な人間でいた方が、収入を増やすのにもプラスになりますし、仕事のアイディアをもらったり、困っていた問題の解決方法を教えてもらうこともあるでしょう。
また、人脈ができたり、いままでは縁がなかったけれど、これからは知っておいた方がいい情報、スキル、知識などに気づかせてもらう機会もあるかもしれません。
いろいろな専門性を持った人と会話をするのは楽しいことです。
そういう人に好印象を持ってもらうためには、日ごろから教養や専門的な知識を増やしていくことが大切です。
(4)健康、外見、心の充実などにもぜひ投資を
お金持ちになる目的を突き詰めてひと言でいうと、「しあわせになること」です。
毎日を元気で快適に過ごすせるようにすることが、お金持ちになる目的ではないでしょううか。
快適な生活を送るためには、健康面も充実させていくことた大事になります。
そのためには、日ごろからの運動習慣、たとえばスポーツジムに行ったり、やってみたいスポーツに挑戦するのも楽しそうですね。
ジョギングやウォーキングは、一人でも気軽にでき、金銭的な負担も少ないので、日常に取り入れておきたい習慣です。
また、女性なら外見に気を使うことも大切です。
お肌や髪の手入れをする、さりげなく流行を取り入れたファッション・メイク、年齢を感じさせないスタイル作りなど、意識して磨いていかなければなりませんよね。
外見を整えておくと、仕事上でのチャンスが増えると言われています。
どんな人でも、清潔感があり、信頼できそうな雰囲気のある人に、仕事を頼みたいと思うものです。
「女はやっぱり外見なの?」とちょっと不快に感じる方もいるかもしれませんが、清潔感や身だしなみは、他人へのマナーでもあります。
そして、日ごろ収入を増やすために人一倍働いたり、勉強したりしている自分をいたわってあげることにもつながります。
とくに心が疲弊してくると、やる気や集中力が落ちてしまいます。
たまには休みをとって、心を豊かにするような時間を持つのもいいのではないでしょうか。
美術館に行ったり、話題のお店に行ったり、ショッピングをしたり、旅行をしたり、
大げさなことではなくても、ちょっとしたご褒美をあげることで、「またがんばろう!」という気持ちが湧いてくるものです。
心の豊かさがお金持ちになることにつながります。
自分で自分を追いつめすぎないように注意してください。
7、お金持ちになるための7つの習慣

(1)自分の目的やプランに沿って行動する
お金持ちになるには、自分の目的を持つことが大切です。それとあわせて、目的を実行するための計画を持つことも大事です。
目的や計画がないと、日々の忙しさに追われて、「気がついたらなにも進んでいなかった」という事態にもなりかねません。
世の中には、さまざまな誘惑があります。
たくさんの企業が、あなたにお金を使わせようとして、広告宣伝をしかけてきます。
それに乗ってしまっていたら、お金はいつまでも貯まりません。
そのためにも、明確な目標と計画を持つことが大切です。
日々の一歩ずつの進化がやがては大きな成果につながります。
(2)収入、支出、資産、投資を管理する
お金持ちになるためには、自分のお金の状態がどうなっているかを、常に把握し、管理することが大切です。
毎月の収支がどのようになっているか、
いまどのくらいの貯金があるか、
投資しているお金はどうなっているか
それらを確認しながら、問題があれば対処していきます。
さらに、弱いところはないか、ズレているところはないか、
資産運用の成果は? 配分はおかしくないか?
など、収入、支出、投資それぞれの精度を高めるために、問題の抽出や分析をします。
自分だけでは難しい面もありますので、専門家からアドバイスをもらうのも効果的です。
(3)お金が残る体質、仕組みを作る
日ごろからあまり考えなくても、自然とお金が貯まるようになるためには、自動的な仕組みを作ることです。
意思の力とは関係なく、勝手にお金が貯まっていくようにしていきます。
毎月の収支から継続して貯金ができるようになると、お金を貯めることが楽しくなっていきます。
そうなると、もっと残したいという意欲が湧くようになり、投資の勉強もはかどるはずです。
銀行の自動振替サービスを使ったり、収支を集計してくれるアプリを使ったり、結果を自動メールで知らせてもらったりするなど、できるだけ手をかけずに済む方法を活用しましょう。
また、うまくできているかどうか、定期的に専門家や仲間とチェックし合あうのも効果的です。
(4)同じ目的の仲間と過ごす
「お金持ちになるぞ!」と決心しても、自分だけではつい気が緩んでしまいがち。
お互いを高めあえる仲間や環境を持つことが重要になります。
人は習慣になっていることを繰り返してしまう性質があるので、それまで身に付いている生活から抜け出すには、それなりの決意が必要です。
そのときに身近に、「お金持ちになったら、こんなことがしたいよね!」と楽しい夢を語り合うことができる仲間がいると、やる気が湧いて、目標の実現が高まります。
お金を増やしていく過程には、さまざまな出来事が起こります。ときには考えていたような結果が出ずに、落ち込んでしまうことも。
そんな時に道に迷うわないように寄り添ってくれる仲間がいたら、どんなに心強いでしょうか。
同時に、仲間がたいへんな時は、あなたが助けてあげることで、人の役に立つことができますね。
(5)学び続ける
どのジャンルでも、これで完成という状態はありません。
常によりよい状態を目指していけます。
お金持ちになることも、同じです。「○○○万円が貯まったら、もういいや」ということにはならないのです。
たくさんのお金を持つためには、時間をかけて進んでいくことが必要です。
その間に、よりよい商品や運用の仕方を学んだり、収入を増やす方法にチャレンジし続けていきます。
その結果、お金が十分に持てるようになります。
これでいいかと満足することもステキですが、「もっとよくなるかも」と期待しながら上を目指していく。
そうすれば、さらによい形であなたの願望が実現されていくはずです。
(6)新しいことに挑戦する
一定期間、同じことをしていると、だんだん慣れてきます。
最初は難しくてなかなかうまくできなかったことでも、繰り返しているうちに身体にしみ付いて、頭で考えなくても自然とできるようになるものです。
最初の頃の苦労が嘘のように感じられます。
しかし、一方で、慣れたことばりしていると、人は退化してしまいます。
ときには新しいことに挑戦することも必要なのです。
新しいことをするには、緊張しますし、うまくできなくて落ち込むこともあります。
うまくできている人を目の当たりにすると、自分が場違いなところにいるのか、相当うぬぼれていたのかなど、自分を卑下するような感情を抱くこともあります。
こういう感情は決していいものではありませんが、新しいことを身につけるためには、避けては通れない関門です。
逆にいえば、そういう感情を味わうからこそ、「なんとかしなくちゃ!」という気も起こります。
居心地の悪い思いをして落ち着かないこともありますが、それでもチャレンジした分だけ、前へ進めるのです。
(7)毎日の生活を楽しむ
私たちは、毎日を楽しみながら過ごすためにお金を求めているはずです。
お金は人生を豊かにするための道具です。
お金持ちになったあとで幸せになるのではなく、いまこの瞬間から幸せを感じて過ごすようにしましょう。
私たちにはたくさんの喜びや楽しみが待っています。
ワクワクするような、自分の理想とする未来に向かって進んでいきましょう。
8、まとめ
お金持ちになるには、世間のイメージに惑わされずに、目的を持って進んでいくことが大事です。人と比べて、羨ましく思ったり、自分を卑下する必要はありません。
人によって価値観が違いますので、自分にとっての「お金持ちとは」を明確にすることが必須です。
そして、毎日の生活のなかに、お金持ちになる習慣を取り入れること。
楽しみながら、いい習慣を維持していくようにしましょう。
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