老後の生活費ってどのくらいかかる? いますぐ漠然とした不安を解決しよう!

老後の生活費ってどのくらいかかる? いますぐ漠然とした不安を解決しよう!

最近、30代、40代の方から、「老後のお金が心配」という声をよく聞くようになってきました。
老後に備えて今からお金の準備を始めておきたいという意識が高くなっています。
「老後ってお金がいくらあれば足りるの?」と、漠然とした不安を抱えている方も多いようです。

子どもに心配をかけたくない、できればゆとりある生活をしたい、分かってはいるけどなかなか貯められない……そんなな不安や悩みを解決するために、具体的なデータとともに考えていきましょう。

目次

1、まずは老後の生活の実態を知ろう!

まずは老後の生活の実態を知ろう

(1)そもそも老後の生活ってどのくらい続くの?

老後の生活を考えるために、まずは「老後の生活は、いつからいつまで」になるのかを見てみましょう。

■老後の生活はいつから始まる?

人によって捉え方は様々ですが、「定年」や「年金の受給」を区切りとする60~65歳という考えが多いようです。

生命保険文化センターの平成28年度の調査では、老後資金を使い始める年齢を
60歳と答えた人が18.4%、65歳が39.5%、70歳が18.2%となり、平均では65.1歳となっています。
生活に関する調査
<生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度>
http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/oldage/1.html)

■日本人の平均寿命は?

厚生労働省の平成29年度の発表では、日本人の平均寿命は

男性は81歳
女性は87歳

です。

老後を65歳からと考えて、平均寿命まで生きるとすると、男性は16年間、女性は22年間もの老後の生活が続くのです。

定年を迎えて収入がガクンと減る、60歳が老後のスタートと考える場合は、男性は21年間、女性は27年間です。なんと、「人生の4分の1は老後」ということになります。

また、今後はさらに平均寿命が延び、現在の40代以下は平均寿命が90歳を超え、超高齢化社会はさらに進むと考えられています。

(2)老後の資金はどこからくる? 日本人の平均貯蓄額

老後の生活資金となるのは、退職金、年金、貯金です。

まずは、貯金について見てみましょう。
老後の生活資金としていくら貯めておけばいいのかについては、あとでくわしく計算していきます。
ここでは、同年代の人たちがどのくらい貯金をしているのか、平均額をまとめてみました。

自分の貯金は、他の人と比べて多いのか、それとも少ないほうなのか、気になるところですね。

「家計の金融行動に関する世論調査2016年版」によると、1世帯あたりの平均貯蓄金額は、次のとおりです。

金融資産はいくらある(2人以上)
金融資産はいくらある(シングル世帯)

この数値を見て、あなたはどう思われましたか?

「えーっ、みんな、こんなに貯めているの!?」
と驚いた方もいるかもしれません。

しかし、ここには極端に高額の貯蓄を持つ人も含まれているため、「平均値」で見ると、一般的な感覚よりも高くなってしまっています。
子育ての終わった50代以上の世代では1,000万円を超えており、この世代が全年齢の平均貯金額を引き上げています。

平均値よりも、もう少し一般的な金額が分かる「中央値」で見てみましょう。中央値とは、数字の小さい順に並べたときにちょうど中央に位置する値のことです。

平均値と違って、極端に外れた値の影響をほとんど受けないため、一般的な金額が見えてきます。

全世代の貯蓄額の中央値は400万円です。

30代、40代はマイホームの購入やお子さんの教育費など、まとまったお金が必要になる時期です。
また、2人以上の世帯より、シングル世帯の方が貯金額は高くなっています。

そして、お子さんが成人してくる50代にしっかり貯金をしていく、というスタイルの方も多いようですね、
このタイミングで老後の生活を視野に入れて、貯蓄を増やしていく傾向がみられます。
60歳代になると、退職金が入ることで、貯金額が一気に増えていきます。

(3)老後の資金源! 退職金と年金はどのくらいもらえるの?

貯金のほかに老後の資金とされるのが、退職金と年金です。

退職金がもらえるのは、基本的には会社員の方、公務員の方になります。
また、会社員と自営業では、年金の受給額にも差があります。

そこで、ご自分の世帯で受け取れる退職金、年金がどのくらいあるのかを、ある程度、知っておくことも大事になります。

■退職金の平均支給額

退職金は、企業が必ずしも支払わなければならないものではありません。
企業ごとに定められた内容によって、支給される額が異なります。
参考として平均相場としてのデータが公表されています。

学歴 職種 退職金支給額
大学卒業 管理・事務・技術職 2,156万円
高校卒業 管理・事務・技術職 1,965万円
高校卒業 現業職 1,484万円

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/index.html
※退職給付金に関する調査は5年ごと

厚生労働省の平成25年の調査「平成25年就労条件総合調査結果の概況」によると大学卒業の方で、勤続35年以上の退職金平均支給額は2,156万円です。

高校卒業の方は1,484万円~1,965万円が退職金の平均支給額です。
退職金の平均支給額は年々減少傾向にあります。

■年金受給額

年金はいくらもらえるのでしょうか。

厚生労働省年金局の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、平成28年度末での年金を受け取っている人の平均額は以下の通りです。

国民年金 55,464円
厚生年金 147,927円

これはあくまでも現在の平均値ですが、超高齢化社会に突入したことから、年金資金の不足が問題とされています。
この先も同じ金額が維持されるとは限りません。

会社員、公務員の方は、退職金と年金があれば、老後の生活費をまかなえるだろうと考えられますが、自営業の方は退職金や年金に代わる方法を早い段階で検討していく必要がありますね。

■自分の年金受給見込み額を確認する方法

ご自身の年金がどのくらいもらえるかの試算を確認することができます。

・「ねんきんネット」(日本年金機構)
https://www.nenkin.go.jp/n_net/

年金について相談したい場合は、

・「ねんきんダイヤル」
0570-05-1165(050で始まる電話からかける場合は、03-6700-1165)
受付時間:月曜8:30~19:30、火~金曜 8:30~17:15、第2土曜 9:30~16:00

2、老後の生活費は、どのくらいかかるの?

老後の生活費は、どのくらいかかるの?
老後の生活スタイルについて、テレビや雑誌で取り上げられることも多くなっています。
退職後、夫婦でゆっくりと旅行を楽しむ姿や、趣味に打ち込む様子が紹介される一方で、「老後貧乏」という言葉を耳にすることがあります。

こんな言葉を聞くと、よけいに不安が強くなってしまいそうです。
この差は、老後に使える資金がどのぐらいあるかによるものですね。

特に贅沢をしていたわけでもなく、普通に生活し、平均レベルの収入があった人達でも、老後の生活が苦しくなる場合があります。

そこで、ここでは老後の生活費はどのくらいかかるのかを見ていきましょう。

(1)夫婦2人、一般的な生活を送るなら

2017年の家計調査の平均額を見てみると、夫婦2人の世帯では、毎月約264,000円の生活費がかかっています。

内訳の一部

食費 64,444円
住居費 13,656円
交通通信費 27,576円
被覆及び履物費 6,497円
教養娯楽費 25,077円

夫婦2人の老後期間を25年と考えると、

264,000円×25年=6,600万円

この金額が必要ということになります。


生活費の他にも、孫のお年玉、入学のお祝い、高齢になると通院が増えたり、自分たちで運転できなくなるとタクシーに乗る機会が増え、家のリフォームが必要になるなど、なにかと支出が増えてしまいます。

(2)ゆとりのある生活水準で暮らしたいなら

これまでは一般的な平均値で計算しましたが、たいした贅沢も楽しみもなく25年も過ごすのは、ちょっと無理があるかもしれません。
せっかく40年も働いてきたのですから、老後はもう少し豊かに暮らしたい。
そう思うのは、もっともなことです。
そこで、ゆとりある生活を夫婦2人でおくる場合を考えてみましょう。

生命保険文化センターの「平成28年度生活保障に関する調査」によると、ゆとりある生活のための費用として、毎月35万4000円という数字が出ています。

内訳は、

食費 90,000円
住居費 17,000円
交通通信費 40,000円
被服及び履物費 20,000円
教養娯楽費 50,000円

などです。

一般的な生活と比べると、食費や被服、娯楽費にかける金額が増えています。

この生活を夫婦2人で25年間続ける場合、

354,000万円×25年=1億620万円

となります。

(3)最低限の生活水準で暮らすなら

逆に、なんとか赤字を出さずに堅実に生活したいと考える場合、支出のなかでも抑えられるものを抑えて、夫婦2人で最低限の生活水準で暮らすこともできるでしょう。

夫婦2人での最低限の生活水準平均額は毎月22万円です。

食費 70,000円
住居費 16,000円
交通通信費 30,000円
被服及び履物費 9,000円
教養娯楽費 10,000円

この生活を送るとしても、

22万円×25年=5500万円

は必要ということになります。

食費の70,000円は、ゆとりがあるように感じるかもしれませんが、洋服は1人月4500円ずつ、教育娯楽費が1万円。
旅行に行ったり、趣味を楽しんだりすることは難しくなり、友人と交流する機会も限られてしまいます。

20年以上続く長いシニア生活で、友人との交流も切り詰めてしまうと、日々の生活に張り合いがなくなってしまいます。

できればそれは避けたいところですよね。

(4)老後にやりたいことをするお金は?

老後に必要となる生活費は、イメージできたでしょうか。

生活費のほかに考えておきたいのは、老後の生活を楽しむためにどんなことをしたいかです。
夫婦でハワイへ旅行したい、子供や孫と温泉に行きたい、移住してのんびり暮らしたい、船旅をしたいなど、老後ならではの楽しみはたくさんあるはずです。

子どもの結婚や出産、孫のお祝いなどの場合もお金が必要です。
老いたあとに、金銭面で子どもの世話になるのは、お互いにとって負担になります。

老後の資金を考える際は、生活費だけでなく、やりたいことの費用を見積もっておくことも大切です。

3、あなたは大丈夫? 老後資金を準備できるかチェックしよう

老後資金を準備できるかチェックしよう
老後の生活費を具体的に見てきましたが、意外とかかっているものだと思いませんか。
30代、40代になにも考えずにお金を使ってしまうと、後々たいへんな思いをすることにもなりかねません。
とくに、コツコツ貯金をしていく場合、それ相応の時間が必要です。
ということは、今のうちから少しずつても対策を立てていかなければなりません。

老後資金をしっかりと準備するために、まずはご自身の現状を把握し、どれくらいのペースで貯金すればよいかを考えてみましょう。

(1)あなたの今の貯金額は? 十分に貯金できていますか?

1-(2)で記載した日本人の貯蓄額をもう一度見てみましょう。
日本人の平均貯金額は1,209万円です。
さらに、一般的な金額が分かる中央値で見てみると、日本人の貯蓄額の中央値は400万円でした。

30代 213万円
40代 200万円
50代 501万円

です。

今のあなたの貯蓄額はどうでしょう。
十分に貯金できていますか?

貯金が多ければ、この先も余裕を持って過ごせますし、このままさらに貯金を増やしていくことで、老後のお金の心配をなくしていくことができます。
少ない場合は、貯金について、しっかり考えていくことが必要です。

(2)何歳まで働く? 定年後の収入は確保できる?

次に、老後も収入を確保できないかを考えてみましょう。

年金や貯金だけで生活するのは、心細いはずです。
少しでも生活費の足しになる収入があれば、経済的にも精神的にも楽になります。

まずは、いまの仕事で、いつまで収入を得られるでしょうか。
あなたの会社では、定年は何歳ですか。

企業の様子を見ていると、嘱託などの再雇用はできても、いったんは60歳で定年を迎えるケースが多いようです。
あなたの会社では、定年の時期が来たあとに、継続雇用などで働くことはできるでしょうか。

厚生労働省「平成29年高年齢者の雇用状況」を見てみると、このような統計が出ています。

継続雇用された人 84.1%
継続雇用を希望しなかった人 15.8%
希望したが継続雇用されなかった人 0.2%

継続雇用された人の収入を見てみましょう。

定年時の給与の50~75%に減少した人 8.1%
20~50%未満に減少した人 29.4%
定年前よりアップした人 6.1%

継続雇用で働くことを希望する場合も、定年前の給与の半分以下になると考える方がよさそうです。

現在の仕事で、60歳以降も働き続けることが難しい場合、別の収入源を確保できないか考えてみましょう。

たとえば、今のうちから副業を始める。
手に職をつけて、会社を退職した後はそれで稼ぐ。
家事や業務の経験を活かして、若い世帯のサポートをするなど、いろいろな選択肢があります。

現役時代の給料の額まではいかなくても、毎月数万円の収入があると、気持ちのうえでもだいぶ楽になります。

と同時に、退職後の時間を有効に活用できて、生活にハリが出ますね。

(3)老後までに、毎月いくら貯めればいい?

ここまで、ご自身がもらえる退職金や年金の額、貯金の額、そして老後の生活費を見てきました。

老後にいくらかかりそうか、予測ができてきましたでしょか。

ここからは、あなたの老後生活をより豊かで充実したものにするめに、これから準備しなければいけないことを考えていきます。

「いまはぜんぜん貯金がない」という方も、決して落ち込まないでください。
未来に向かって一歩ずつ、できることを進めていくのが大切なのです。

■貯蓄の目標額を算出してみよう

60歳でいまの仕事を退職するとした場合、それまでにいくら貯めておけばいいのでしょうか。
これまで紹介したデータ情報を使って、計算してみます。

例)
・一般的な生活を送る生活費で毎月約27万円
・夫の年金は月14万円、妻は月5万円(夫婦で月19万円)
・老後の生活は60歳からの25年間

○生活費

27万円×12カ月×25年=8100万円

老後に必要なお金は、8100万円とします。

○年金

夫婦の年金19万円×12カ月×25年=5,700万円

生活費8,100万円が必要なのに対し、年金で受けとる金額は5,700万円
差額が2,400万円となり、この金額が不足していることになります。

つまり、「老後のために2400万円を貯める」という目標金額が分かりました。

○毎月の貯金額

2,400万円÷(60歳ーあなたの現在の年齢)÷12ヶ月

現在40歳の方の場合、あと20年で2,400万円貯めるには、年間120万円の貯金が必要となります。

2400万円÷(60-40)÷12=10万円

退職金を除いて考えると、月に10万円貯めなければなりません。

4、今すぐ改善できる、毎月の貯金方法

今すぐ改善できる、毎月の貯金方法
上の例で算出された、60歳までに2,400万円、1年で120万円の貯金と聞いて、どう感じましたか。
「すでに達成している!」という方もいらっしゃるでしょうし、「まったくゼロなのでこれから始める!」という方もいらっしゃると思います。

ここで大事なことは、今の自分の状況を知ることです。
貯金が少ないという方は、2,400万円と聞くと落胆してしまうかもしれませんが、ガッカリする必要はありません。

貯金が少ないからと、将来の不安に目を背けてしまうことの方が問題です。
貯金できる時間は長ければ長いほど、ラクになります。
早く始めるにこしたことはありません。

では、どうしたら毎月の目標金額を貯蓄できるでしょうか。

すでにある程度貯まっているという方は、貯金体質ができているので、そのまま続けていただければ問題ありません。

貯金が苦手という方は、身近なところから、少しずつ変えていくようにしましょう。
いきなり生活を切りつめたり、好きなことを諦めたりすると、あとで反動が出るおそれもあります。
無理なくコツコツ続けることが肝心です。

無理なくすぐにできる改善策を考えてみましょう。

(1)固定費を見直して、削減できるポイントを見つけよう

毎月一定の金額がかかっている固定費のなかで、少しでも減らせる部分はないでしょうか。

固定費とは、毎月決まって発生する費用で、おおむね金額が決まっているものです。
たとえば、住宅費、光熱費、通信費、保険、お小遣いなどがあります。

住宅費は、ローンの場合でも、賃貸の場合でも、すぐに改善というのはなかなか難しいですね。
ご家族の人数や生活スタイルによって、住宅にかかるコストがありますし、ローンを組んでいる場合、減額するにはプロのサポートが必要になってきます。

それに、毎日過ごす空間なので、ストレスなく生活できる環境にする方がよいでしょう。
もし、賃貸の更新のタイミングなどであれば、住宅費がかかりすぎていないか考えてみるのもよいかもしれません。

光熱費も、日々の努力で減らせる金額はそう多くはありません。
あまりに高いようであれば、電力会社などを見直すのもよいでしょう。

通信費については、大手キャリアのスマートホンを使っているのであれば、格安SIMに乗り換えれば5000円~1万円近く節約できます。
月にするとわずかですが、年間にすると6万円~12万円になるのでそれなりの金額になります。

保険料については、現在加入している保険を見直してみましょう。
本当に必要なものか、紹介されてそのままなんとなく加入したものなどがないかチェックしてみてください。

そのほか、あまり使っていないことに、毎月一定のお金を払っていないでしょうか。
スポーツジムや、ネット上で利用していた会員サービスなど、最近使っていないなというものは、いったん解約して、必要があればまた入り直す形でも問題ないですよね。

(2)収入があったら、先に貯金口座へ振り替える

貯金の方法として推奨されているのが、普段使う口座と、お金を貯める口座を分けることです。
お給料が振り込まれる口座とは別に、手をつけずに貯めておく口座を活用すると貯金がしやすくなります。

普段使いの口座は、給与の振込、生活費の引き出し、家賃や公共料金などの引き落としなどに使い、そのなかの一定額を、目標の金額を貯めるための口座に振り分けます。

せっかく収入があっても、「生活している中でいつのまにか無くなっていた」というようなことを防ぐことができます。

また、自動振り替えサービスを活用するのもおすすめです。
給与日は決まっているので、振り込まれた時点で、使う前に毎月決まった金額を強制的に貯金に回す、いわゆる先取り貯金ができます。

残ったお金のなかで生活するようにすれば、貯金の口座に手をつけなくて済みます。

銀行で一度手続きしておけば、自分で何もしなくても預金の残高が増えていくメリットがあります。

最初はたいへんに思うかもしれませんが、慣れてくれば、貯金を除いたお金でも十分に生活できるようになります。
貯金口座にお金が貯まってくるのを見ると、だんだん楽しくなって、自然と無駄遣いが減り、生活が引き締まってくるという声もよく利きます。

(3)月の予算が決まったら、週の予算を決めて生活しよう

毎月の支出額を決めていても、月の後半になると予算をオーバーしていたり、月末になって出費が重なった、ということはありませんか?

1ヶ月の予算と考えると、先が長いのでうまくコントロールできず、月末に予算オーバーになることもあります。
そこで、月単位の予算を週単位で考えてみてはいかがでしょうか。
1ヶ月30日間という長いスパンよりも、随分と生活費の管理が楽になります。

まずは、1ヶ月の生活費の中から、固定費を引きます。
家賃、水道光熱費、携帯電話、保険料、ローンの返済などの分ですね。
毎月変動する水道光熱費や携帯電話などは、おおよその金額で見積もりましょう。
このとき、急な出費がある場合の予備費として3000円や5000円なども金額を決めて差し引いておくと安心です。

そして残った金額を割って、毎週の予算を決めます。
毎日使う食費、交際費、雑費などは、この中でやりくりします。

予備費が余った場合は、家族で外食するなど、息抜きやご褒美として使うのもいいですね。

月の初めに4週分の生活費を引き出しておいて、封筒に分けて管理するというやり方も有効です。

手元のお金がなくなるたびにATMで出金していると、月内にいくら引き出したかが把握できなくなる可能性もあります。
貯金が多い人は、ATMに行く回数が少ないというアンケート結果もあるほどです。

(4)収支の見える化で、モチベーションアップ

毎月使えるお金がいくらあるのかを把握できたら、実際に使ったお金の記録を残して「見える化」しましょう。

家計簿なんて面倒だし、続かないと思ってしまうかもしれませんが、月の収支が見返せるようにしておけば、自然とモチベーションに繋がります。

今月は無駄な出費が抑えられた、3ヶ月連続で計画通りにお金を使えたなど小さな成果でも嬉しいものです。

この出費はいらなかった、など次の月の反省にもつながります。

1日の中で、通勤時間やランチタイム、就寝前など記録をつける時間を生活の中に組み込めば、無理なく続けられるのでおすすめです。

食費、交際費、交通費などの費目を細かく分ける家計簿ではなく、携帯電話のメモ機能で記録するだけでも見える化に繋がります。

また、あらかじめ自分で設定した費目に使った金額を入力するだけ、自動的にグラフ作成までしてくれるような家計簿アプリもたくさん出ていて、楽しい機能もついています。
あなたに合った簡単な記録の残し方をぜひ見つけてみてください。

(5)貯金できる額を増やすために、収入アップの方法を考える

毎月の無駄な出費を抑え、コツコツやりくりしても、給与の中から貯金にまわせる金額は限られています。
これ以上出費を抑えられない、でも毎月の貯金額を増やしたい、という方は収入を増やすことを検討してみてはいかがでしょうか。

「収入なんて簡単に増やせるの?」と思うかもしれませんが、例えば、いまの仕事で昇給を目指す、資格を取得する、転職する、副業を始める、投資をするなど、さまざまな方法があります。

今の会社では昇給が見込めない場合でも、培ったスキルを活かしてほかの会社に転職すれば、給料が上がるという可能性は十分にあります。

転職はちょっとリスクが大きいという方は、今の仕事を続けながら副業を始めるという方法もあります。土日などの空いている時間を使って、在宅ワークやアルバイト、ネットビジネスを始める方も増えています。
時間や働き方を選んだり、好きなことを追求したりと、あなたに合った副業を探してみるのもよいでしょう。

そして、投資や資産運用を始める方も増えています。
投資というとまとまった資金が必要になったり、リスクが怖いと思う方もいるかもしれませんが、100円から始められるFXや、貯金の一部を積み立てられる投資信託など、長期的でリスクの低いものが初心者の方や女性に人気です。

貯めてきたお金が増えてきたら、その一部を投資に回して、積極的に増やしていくこともできます。

貯金が少ない人は、普通預金をメインに利用しているけれど、貯金額が多い人は、保有している金融商品の種類が多いというデータもあります。

(6)貯金にも大切なアメとムチ。達成した週は、お祝いしよう!

お金を貯めることは、なによりもコツコツの積み重ねが大切です。
一気に頑張りすぎた結果、途中で続かなくなってしまったのでは意味がありません。
無理なく続けられるように、長期的に計画を立てることと、計画通りにできた自分自身をささやかにお祝いしてあげましょう。

例えば、1週間を予算以内で過ごせたら、お気に入りの入浴剤で癒される日をつくる、好きなドラマの続きを見る、じっくりとお肌の手入れをするなど自分にご褒美をあげてください。
「お金をかけずに」と「心が喜ぶこと」がポイントです。
くれぐれも、自分にご褒美をあげすぎて、浪費してしまわないように注意してください。

5、あなたを支えてくれる力強いサポーターを味方につけよう

あなたを支えてくれる力強いサポーターを味方につけよう

(1)成功のカギは、増える「仕組み」づくり

老後の資金を数字て見てきたので、大金が必要だと感じるかもしれません。
しかし、いきなり大きな額を残そうとするよりも、少しずつ着実に増える仕組みを作る方がうまくいきます。

貯金をするための仕組みを作り、ふだんは放ったらかしでも自然とお金が貯まっていくようにしておくと、苦痛を感じることなく、ラクに貯められるようになります。

(2)銀行や証券会社のサービスをうまく活用しよう

お金が貯まる仕組みをつくるには、銀行や証券会社のサービスを活用するのも一つの方法です。
4-(2)でも触れたように、自動的に貯金されていく先取り貯金は、とても有効です。
貯金をしようと頑張らずに、気づくと貯金ができている状態になります。

銀行によって、自動引き落としができるサービスを手数料無料で実施していることもあるので、積極的に利用しましょう。

また、貯金をする感覚で毎月決まった金額を積み立てていく「つみたてNISA」を利用する方法もあります。
税控除のメリットがあり、月千円など、小さな予算からスタートできる投資です。
少しずつ投資を体験し、知識や経験を増やしながら、投資資金も増やしていくと、どんどん投資が楽しくなります。

(3)お金のことを相談できる友人、アドバイザーを持つ

老後の不安、お金の心配は自分の中だけで考え込まず、時には友人や第三者に相談することも大切です。
自分にはなかった解決方法や、違った視点を発見することもできるはずです。

もし、お金のことは友人になかなか相談しづらいと思う方は、専門のアドバイザーを頼ることも有効です。
保険、金融、経済などの専門知識を基に、あなたの環境や将来設計に合ったアドバイスが受けられます。

かかりつけ医のように、いつでも相談できるアドバイザーを持つことで、安心感が増して心のゆとりにもつながります。

(4)お金の考え方を家族で話し合うことも大切

老後のお金のことは、自分一人の問題ではありません。
どのような生活を送りたいか、どんな楽しみを持ちたいか、それにはどれくらいのお金が必要かなど、しっかりと家族と相談することが大切です。
今は想像がつかなくても、必ず老後はやってきます。
老後資金を貯めていくには時間が必要です。

いつから始めるのか、どのように増やすかをパートナーと話し合うことで、不安が解消され、精神的な負担が減っていきます。
パートナーや子どもと一緒に、理想の未来をいろいろ計画することで、さらに絆が強まり、一体感が味わえます。

老後の生活費を怖がる必要はありません。
無理のない計画を立てて、安心した老後の生活をように準備をしましょう。

まとめ

日本では、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が、全体の21%を超えている、超高齢化社会に突入しています。それは今後ますます進んでいきます。
テレビや雑誌などで紹介されるニュースを見ると、老後の生活に不安を感じることも多くなります。

豊かな老後生活を過ごすためには、何よりも早くからの準備が不可欠です。
今日より若い日はありません。
今の生活を見直し、改善することと、あなたの味方を持つこで。未来の楽しみがどんどん増えていきますね。

 Money ecole
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